2021-05-22

AWSやってみよう[02-自前のドメインを設定する(Amazon WorkMail)]

投稿者: KuRo

Amazon WorkMail に自前のドメインを設定する

前回作成した Amazon WorkMail に自前のドメインを設定していきます。
今回やることはこれです。

AWSでWebサービスを作る【目標】
  • メールサーバを立てる
  • 自前のドメインを設定する    👈
  • ユーザID環境を作る
  • ウェブサイト環境を作る
  • APIを作る
  • 他サイト連携を作る
  • DB環境を作る
  • 負荷分散環境を作る
  • ステージング環境を作る
  • DevOps環境を作る

ドメインを設定する

前回はテストドメインで設定したので、自前のドメインに変更していきましょう。
サイドメニュー-DomainsAdd domain をクリック。

Domain name に 設定するドメイン名を入力します。
アイコンは、 Amazon Route53 で取得済みのドメインをリスト表示するものです。
今回は別サービスで取得したドメインを設定するので、手入力して Add domainをクリック。

DNSレコードを確認する

Amazon Route53 ならこの辺は自動でやってくれそうですが、別サービスで取得したドメインなので、自前でDNSレコードを設定しなきゃならないです。
この辺はちょっと詳しく解説しましょう。

TXTレコードの設定

DNSにAmazon WorkMailで使っていいよ、の証として、TXTレコードを設定します。
Amazon WorkMail はこのTXTレコードをDNSから取得して、自分がこのドメインを使ってよいことを認識します。
一字一句間違いのないように、コピペしましょうね。
クリップボードコピーのアイコンも出てくれるので親切。

MXレコードの設定

これが、メール用のDNS設定本番です。
メール送信者が送ったメールは、メール送信者側のメールサーバにより、このDNS-MXレコードを参照して、どこのサーバに送るかを決定します。
MXレコードの Value にある先頭の「10 」(スペースがあります)は、優先度を表します。
末尾にドットがあります。必要なものですが、DNS事業者設定画面によっては、自動付与などルールがあるみたいなので、注意してください。

CNAME も忘れずに設定しましょう。

セキュリティ関連設定

ドメインの偽装防止、なりすまし防止の設定です。
これらの設定がない場合、このドメインから送信されたメールは、相手サーバに「迷惑メール」と認識されやすくなります。
今のご時世、必須ですね。

設定完了したら、StatusがVerifiedになるのを待ちましょう

DNS事業者や、状況にも左右されるでしょうが、私の場合は10分程度で以下のように、すべての Status が Verified になりました。
こうならない場合は、DNSレコードの設定に誤りがあると思っていいでしょう。

設定したドメインをデフォルトにしましょう

サイドメニュー-Domainsにて、設定したドメインにチェックを付けて、Set as defaultをクリック。
設定したドメインが「Default」表記になることを確認する。

テストドメインで作ったメールアドレスのドメインを変更する

サイドメニュー-Usersにて、作成済みのメールアドレスをクリック、右端のEditをクリック

Email address で、ドメインが選択できるようになっているので、ドメインを変更するか、テストドメインを残して、Add email address

Webメールで使う

サイドメニュー-Organization settingsをクリックして表示される中央のWeb ApplicationのURLがWebメールのURLです。
Webメールでは、テストドメインのメールアドレスが基本のようなので、送信するときは、Fromボタンを押して、送信元メールアドレスのドメインを、自前のドメインに設定してあげる必要があるケースがあります。
一度設定すれば、以降は自前ドメインで送信することがデフォルトになるようです。

ここまでで、自前のドメインはMXレコードなど、メールに関する設定しかしていませんので、WebメールのURLはテストドメインになっています。
ここでは一旦これでいいでしょう。
自前ドメインは、後程作成するアプリのURLで使うので、無理してWebメールのURLにする必要はないでしょう。

クライアントのアプリで使う

サイドメニュー-Organization settingsをクリックして表示される中央のConnecting clientsのリンクに説明がありますので、参考に設定します。

これで無事に目的達成です。

利用シーン

  • ひとまずメールサーバを立ち上げる
  • カレンダー、アドレスブックなどをAWS上で管理する(Exchangeのように、outlookクライアントで、アドレスブックやカレンダーを管理するのはできなそう)
  • WEBクライアントで、メール受信トレイ、アドレスブック、カレンダーを組織内で共有する

など、ビジネス用途で基本となるメール基盤の構築がめちゃカンタンにできました。

まぁこれくらいなら、GoogleやYahooで無料でできるので、ドメインにこだわらなければ、使う必要はなさそうですね。

この次は、ユーザID環境を整備して、ウェブサービス構築の前準備をしましょう。